2015年05月23日

実務で役立った試験の知識

土地家屋調査士業務をしていて,お客様から受けた質問の中で,
受験時代に培った勉強の知識だけで対応できる場面が多々あります。
今回は,それを択一風にご紹介いたします。

問1
抵当権設定の登記がある建物について滅失の登記を申請する場合には,
当該抵当権者の承諾を証する情報を,申請情報と併せて提供する必要がある。

→誤

問2
建物を取り壊して滅失の登記を申請する場合において,
当該建物に抵当権設定の登記があるときは,
申請情報と併せて登録免許税を納付しなければならない。

→誤


どちらも,たまにご質問がある内容です。
問1は,調査士試験の過去問で何回も出題されている論点です。

権利に関する登記では,抹消の登記をする場合に登録免許税が課税されるそうです。
ですので,滅失の登記も登録免許税がかかるんじゃなかろうかということで,ご質問があります。
受験生の皆様もご存じのとおり,滅失の登記は,登録免許税がかかることはありません。
登録免許税が課される表示に関する登記は,所有権の登記のある
分筆,分割,区分,合筆,合併,合体に限られています。
また,表示に関する登記は現況主義なので,第三者に関する登記があろうが
物理的に現地建物が取り壊されていれば,滅失の登記を申請することができます。

試験で得た知識は,合格後いろんな場面で役に立ちます。
択一の問題そのまんまのお問い合わせを頂くこともあります。

そこで提案ですが,択一の問題をお客様やご紹介者様からのご質問だと思って解答してみてはどうでしょうか。
より一層身が入り,論点が覚えやすくなるかもしれません。
posted by tonogai at 09:26| 日記